(公財)喝破道場

 喝 破 五 訓

よろこんで与える人間となろう

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命を大切にする人間となろう

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心静かに考える人間となろう

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使命に生きる人間となろう

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規律ある幸せ喜ぶ人間となろう

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〒761-8004

香川県高松市中山町1501-9

TEL 087-882-4022

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E-mail
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マリア観音

 

―ローズマリーの丘のシンボルー

 

 

 

      

 

 

 

 

 

建立されたマリア観音像

 

 九月三日、台風四号が四国を横断しましたが、香川県直撃の筈が台風の目に入った為に風雨も弱く事なきを得ました。

 

翌九月四日日曜日、ローズマリーの丘に「マリア観音」様が安置されました。

 

 この日の為に千葉の手塚女史と、ローズマリーの丘の造成工事で山林をチェンソーで伐採して下さった七十六才の田村さんが駆け付けて来て下さいました。

 

 台風一過でよく晴れてはいましたが、台風の雨の為に地盤が緩んで通路もドロドロ状態でしたが、業者の方々が着工してくれました。

 

 マリア観音様を安置する台石の重さが約一トンあり、業者の運搬車では移動が不可能と言う事が判り、喝破道場のバックホー(ユンボ)で吊って移動する事となりました。

 

 しかし雨上がりの路面は水を含んで自重のみでも重いバックフォーに一トンの台石を吊ると、重さでキャタピラーが地面に沈み込んでいき、普段なら中止する無謀行為ですが、不思議と「マリア観音様が鎮座される大事な台石を運んでいるのだから心配ない…」と思えるのです。

 

 案に違うことなく無事に台石が定位置に置かれ、夕刻までにマリア観音様は安置されました。

 

 二〇年ほど以前に、㈱石の山田の社長さんが「和尚、大理石で彫刻された観音様があるがいらないか…」と言うお話し。

 

 戴きたい、と返事すると「しかし左肩の所にヒビが入っているがそれでもいいか」とのこと。

 

 大理石での彫刻仏像で完璧なものをタダでくれるはずもないが、これもご縁と戴くことにしました。

 

 そして運ばれて来た等身大の観音様の端正なお顔を見て浅からぬ因縁を感じました。

 

 この彫刻されて完成した観音様は道場に来るために左肩を痛められたのだと…。

 

 何れの日にか道場の何処かに安置されて救済の任務を果されるのだと。

 

 だからこそ何処にご安置してよいのか分からない儘に仮安置して二〇年が過ぎ、ローズマリーの丘を造成することに依って初めてご安置の場所が分かった次第です。

 

 ローズマリー、のマリーは聖母マリアから来たものだ、と言う一説もあります。

 

 キリストが誕生した時に馬屋の中で小さな籠の底にローズマリーを並べ、その上に布を敷いてキリストを寝かせた、とあります。

 

 ローズマリーの白い花がキリストの生誕を祝福して一斉に紫色に変色したとも言うのです。

 

 大理石の白衣観音さまは聖母マリアに似ているのです。

 

 そこでローズマリーの丘の白衣観音様を「マリア観音」様と命名いたしました。

 

 観音様は右手の掌をかざして無心で語りかけておられます。「何も畏れることはないのだよ」と。それが「与願施無畏印」です。

 

 ローズマリーの丘のマリア観音様の前に立つとき、大いなる安心感と勇気が湧いてきます。

 

 それはローズマリーの放つ芳香と、ローズマリーの丘から展望できる大自然の佇まいによるものに他なりません。

 

 新時代のこころの依り拠と勇気と安心を与えて下さるマリア観音

 

様に逢いに来て下さい。―燈記―

 

 

マリア観音

 

―ローズマリーの丘のシンボルー

 

 

 

      

 

 

 

 

 

建立されたマリア観音像

  九月三日、台風四号が四国を横断しましたが、香川県直撃の筈が台風の目に入った為に風雨も弱く事なきを得ました。

 翌九月四日日曜日、ローズマリーの丘に「マリア観音」様が安置されました。

  この日の為に千葉の手塚女史と、ローズマリーの丘の造成工事で山林をチェンソーで伐採して下さった七十六才の田村さんが駆け付けて来て下さいました。

 

 台風一過でよく晴れてはいましたが、台風の雨の為に地盤が緩んで通路もドロドロ状態でしたが、業者の方々が着工してくれました。

 

 マリア観音様を安置する台石の重さが約一トンあり、業者の運搬車では移動が不可能と言う事が判り、喝破道場のバックホー(ユンボ)で吊って移動する事となりました。

 

 しかし雨上がりの路面は水を含んで自重のみでも重いバックフォーに一トンの台石を吊ると、重さでキャタピラーが地面に沈み込んでいき、普段なら中止する無謀行為ですが、不思議と「マリア観音様が鎮座される大事な台石を運んでいるのだから心配ない…」と思えるのです。

 

 案に違うことなく無事に台石が定位置に置かれ、夕刻までにマリア観音様は安置されました。

 

 二〇年ほど以前に、㈱石の山田の社長さんが「和尚、大理石で彫刻された観音様があるがいらないか…」と言うお話し。

 

 戴きたい、と返事すると「しかし左肩の所にヒビが入っているがそれでもいいか」とのこと。

 

 大理石での彫刻仏像で完璧なものをタダでくれるはずもないが、これもご縁と戴くことにしました。

 

 そして運ばれて来た等身大の観音様の端正なお顔を見て浅からぬ因縁を感じました。

 

 この彫刻されて完成した観音様は道場に来るために左肩を痛められたのだと…。

 

 何れの日にか道場の何処かに安置されて救済の任務を果されるのだと。

 

 だからこそ何処にご安置してよいのか分からない儘に仮安置して二〇年が過ぎ、ローズマリーの丘を造成することに依って初めてご安置の場所が分かった次第です。

 

 ローズマリー、のマリーは聖母マリアから来たものだ、と言う一説もあります。

 

 キリストが誕生した時に馬屋の中で小さな籠の底にローズマリーを並べ、その上に布を敷いてキリストを寝かせた、とあります。

 

 ローズマリーの白い花がキリストの生誕を祝福して一斉に紫色に変色したとも言うのです。

 

 大理石の白衣観音さまは聖母マリアに似ているのです。

 

 そこでローズマリーの丘の白衣観音様を「マリア観音」様と命名いたしました。

 

 観音様は右手の掌をかざして無心で語りかけておられます。「何も畏れることはないのだよ」と。それが「与願施無畏印」です。

 

 ローズマリーの丘のマリア観音様の前に立つとき、大いなる安心感と勇気が湧いてきます。

 

 それはローズマリーの放つ芳香と、ローズマリーの丘から展望できる大自然の佇まいによるものに他なりません。

 

 新時代のこころの依り拠と勇気と安心を与えて下さるマリア観音

 

様に逢いに来て下さい。―燈記―